1.疲労回復、精力増進・くるぶしから太ももの付け根までの足の内側には、
肝経、胃経、脾経の三つの経絡(エネルギーの道すじ)に関係する重要なツボである
三陰交(さんいんこう)や太谿(たいけい)復留(ふくりゅう)など数多くの大切な
ツボがあります。
くるぶしから太ももへ、またその逆の方向へ指や手のひらで優しく押したり揉んだり
してもらうと自然にこれらのツボへ刺激を与えることになるでしょう。
特に太ももの内側の付け根の筋のある部分をゆっくり伸ばすように夫婦で
お互いに押し、揉みしあえば、一日の疲れも取れ精力の増強にも効果があります。
2.女性の性感を高め生理不順にも有効なツボとして、太ももの内側の、
膝のすぐ上にある骨の出っ張りから、指四本分上方で、
筋肉の分かれ目のところに陰包(いんぽう)というツボがあります。
ここへの刺激は、精力減退を防止したり、婦人の生理を調整したりする効果があります。
太ももからくるぶしまでの足の内側部分を念入りにマッサージをし、血行を促すと、
性感を高め、性機能の全般について活性化にかなりの効果が認められます。
内くるぶしの上端より指四本分程上方には、三陰交(さんいんこう)というツボがあります。
膝の内側の骨の出っ張り(内角)から、指二本分ほど上方にあるくぼみの上端には、
血海(けっかい)というツボがあります。
この三陰交と血海へのツボ刺激は、女性の生理不順を治したり、性感を高め、
愛液の少ない女性の場合には、これらのツボを押し揉みしておくと、分泌が増加します。
ただし、揉めばすぐ効くという訳ではなく効果を上げるためには、
これらのツボを普段から互いに一日の会話をまじえながら、よく刺激することが大切です。